フィンランド国際結婚ブログ

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子育て

フィンランドで出産のメリット・デメリット

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フィンランド 出産

実際に出産してみて

出産してから周りの日フィン夫婦・カップルにどうだったか聞かれる機会が増えてきました。なのでメリットとデメリットをまとめたいと思います。

メリット

費用が安い

日本に比べるとだいぶ安いです。入院中は例え輸血されようが個室だろうが1日にかかる金額は一律です。
エコーは1年間の間で2回まで無料、それ以上エコーが必要な場合は40€ちょいくらいの金額を支払いました。
私の場合は子宮筋腫があったのでそれを見る為に追加で2回エコーをしました。

ネウボラがある

妊娠検査薬をしてから行くのは産婦人科ではなくネウボラ です。母親の妊娠期から子供の小学校入学までサポートしてくれます。
第三者に相談できるので虐待などの予防にもなりますね。

電子母子手帳が便利

電子母子手帳には赤ちゃんがどのように成長していくかの説明や、日記機能などがあります。
鉄分などの検査結果が分かり次第電子母子手帳に反映されるので、すぐ見れるのが良かったです。
言語はフィンランド語と英語があります。

また、電子でない物もあります。

入院着がいらない

日本だと産褥ショーツが必要だったりしますがフィンランドは入院着、使い捨てショーツや靴下も貸してくれるので自分で用意する物はスリッパもしくはサンダルだけです。

父親同伴が普通

日本の産婦人科は何となく男性が入りにくい雰囲気がありますがフィンランド は男性がついてきても全然周りを気にしちゃうような空気はありませんでした。
エコーの為に病院を訪れた時は待合室に一人で来ている人はいませんでした。

通訳が無料

病院通訳が無料なので移住したての人でも安心して通訳を頼めます。
通訳さんが来る事もあれば、電話通訳の時もあります。通訳する人は私の場合電話が日本人、実際に来てもらう時はフィンランド人でした。

フィンランド 出産

デメリット

言語が不安

日頃の通院は通訳をつけられますが出産の時はありません。ネウボラ には「病院の人は英語が話せる」と言っていましたが実際は人によりけりでした。特に年配の方は英語ができるけど間違ったら大変なので話したがらない人が複数人いました。

私自身英語もフィンランド語も得意ではないし、医療英語なんてもっと分らないので不安でした。出産の時に英語を話してくれない助産婦もいました。

エコーについて

日本なら毎月撮影するので毎月記録が残せますよね。フィンランドは毎月ではないので細かく記録を残したい人だと少なく感じるかもしれません。

1回目のエコーも、まだ小さくて見えないからと結構遅かったです。

立体的なエコーを撮りたい人もフィンランドだとおそらく4Dで撮影してくれる所が少ないのでデメリットかもしれません。私は一回しか3Dらしきエコーを撮影できませんでしたし、2Dの時は赤ちゃんが手をパタパタしていたせいもあり、1枚もちゃんとしたエコーが撮れませんでした。

お祝い御膳がない

これは入院した人全員が言うのですが「日本で産んでいればお祝い膳が出たんだろうなあ」となります。やっとお産が終わり、美味しい物を食べたいのにフィンランド式ご飯が出て来てテンションが上がらないという。
出産までに旦那さんにはおにぎりの作り方を教えておくといいでしょう。

オヤネンが作って来てくれたおにぎり、おいしかったなあ。

すぐ両親に見せれない

これは距離があるので仕方がないのですが、すぐ両親に初孫を見せれないのはもどかしいですね。けれど第一子で慣れない育児ですごく大変だったし産後はうまく動けなかったので逆にいなくてよかったかもしれません。

私の家族は出産の日、無事に産まれた報告を深夜になっても待っていました。時差があるためほぼ徹夜で待っていたので疲れたそうです。
出産の報告後は仏壇に手を合わせたそうです。

日本の伝統は理解されない

ネウボラ に「日本はこういう言い伝えがあって妊婦は○○をしちゃいけないって言われてて」と説明する度にネウボラ のお姉さんは笑いを堪えてました。笑

最後まで同じ医者・助産婦ではない

日本みたいに残業とかなく時間になったらサッとあがるので助産婦さんに慣れた頃に違う人に変わられました。自分としては最初から最後まで同じ人にみてもらいたかったのですが初産だから時間がかかったし仕方がない事ですね。

とはいえもう赤ちゃんが出てきそうで力んでる時でも人変わるんかい!!と。自分が踏ん張っている時に交代されて心細くなりました。2人目の助産婦さんは英語話さない人だったので困りました。なので力んでる時の助産婦さんの掛け声もフィンランド語に笑

医者は最初の無痛分娩をする時しか登場しません。産後の処理は全部助産婦さんでした。うちの母に言ったら最後にお医者さんがいない事にビックリしていました。裂けた股を縫うのも助産婦さんの仕事です。日本だと医者がやるらしいです。

周りの助けがない不安

自分の両親が近くにいないし、オヤネンの両親も近くに住んでいないので不安でした。
けれど結果的にはうちの両親は高齢だから赤ちゃんの扱いなんてもう忘れてるとばかり言うし、英語どころか海外に出た事なかった人だし、もし目の前にいたら日本式を色々求められて大変だったかと思うと最初赤ちゃんとの生活に慣れるまではいなくて良かったです。

オヤネンの両親はオヤネン7兄弟を育てたし、もう既に他の孫の面倒も見ているので赤ちゃんに慣れているので月1で遊びに来てくれた時は助かりました。人がいると赤ちゃんぐっすり寝るのでそれも良かったです。

産前は不安でしたが結果的には大丈夫でした。これは両親の家族が住んでいる場所や関係によって良くも悪くもなり得ますね。

まとめ

一番は夫の助けがある事

沢山の不安や苦労がありましたが、夫が助けてくれればなんとかやっていけます。一番はやはりパートナーがどれだけ助けてくれるか。それがあるかないかでグンと変わって来ますので助けが欲しい時は「言わなくても察してよ」とは思わずに相手に分かるように口で言って助けを求めましょう。

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