海外でも牛タンが食べたーい!
私が仙台生まれなので、牛タンは前から身近な存在でした。
今回は牛タンの捌き方や仙台の豆知識をお教えします!
実は私、短期でお土産やさんで働いた事があるんです!
当時は嵐の大きいコンサートがあり、嵐ファンが沢山買って下さいました!
まずは仙台の牛タン知識をご紹介
オススメのお店は?
東京でもある店舗は「伊達の牛タン」と「利久」。
仙台でしか食べられない店舗であれば「太助」「たんや善治郎」「閣」「司」
牛タン以外のメニューも楽しみたいなら「利久」「たんや善治郎」「伊達の牛タン」「青葉亭」が良いでしょう。
柔らかめが好きな人は「伊達の牛タン」と「司」、シチュー系も楽しみたい人は「利久」がオススメです!
牛タン通りが混んでいたら
牛タンを探し求める観光客で毎日列が出来るのが仙台駅構内、新幹線乗り場近くの牛タン通り。時には30分以上待ちになります。
しかし牛タン通りから徒歩10分内に系列店がある店舗もあるので、実はそこまで並ばなくてもいいんです!
特に「伊達の牛タン」は仙台駅構内の1階にもエスパル地下にもありますし、晩酌セットもあります。「たんや善治郎」も「利久」も駅前徒歩10分内にあります。
いつも列を見ては教えてあげたくてウズウズしています!
仙台土産の牛タンは海外産
「何で仙台名物なのに海外の牛タンなの?」これは誰もが思う疑問です。
国産の牛タンで作ると値段が何倍も高くなります。今現在1,600円位で食べられる牛タン定食が万単位になるので、海外の牛タンだからこそ今のお値段で食べられていると言う訳です。
そもそも仙台は冷麺、麻婆焼そば、レゲパン等、地元の食材を使っていない物が多いです。産地と言うよりは発祥の地という括りになります。
かつ蒲鉾や冷凍牛タン等要冷蔵な物が多いのでいつもお土産には悩みます。喜久水庵は間違いなく誰にでも喜ばれるお土産ですね。
脂の乗った部位の呼び方
牛の舌の根元に当たる部分が一番脂が乗っていて柔らかく、美味しい部分です。
ただお店によってその部位の呼び方が違います。芯たん、上タン、真中タン…。
何故ならば「芯たん」は(株)伊達の牛たん本舗の登録商標の為、他の店舗は違う名前で呼ばなくてはなりません。
各店舗で名前が違うので混乱するかもしれませんが、部位としては同じになります。
牛タンの喉の方が脂の乗った高いタン、真ん中が牛タン定食に出てくる部位です。舌の先の方が固いのでシチュー等で柔らかくして食べるのがオススメ!
オーストラリアでも手に入る牛タン!
主に肉屋さんで買えます。でかいショッピングモールにある肉屋さんでもあったりします。店頭になくとも、言えば冷凍を出される場合もあります。
どこのお店に取り扱いがあるか紹介したかったのですが、私が愛用していたシドニーのピアモント方向にあるお店は閉店してしまったようです。
探すコツとしては大きい肉屋さんか、アジアンが密集しているエリアが良いと思います。
シドニーならチャッツウッドとか。
メルボルンでは中心地からはちょっと離れますが、スプリングベール(Springvale)の肉屋さんでGET出来た日もあれば、出来ない日もありました。
牛タン抜きにしてもSpringvaleでは美味しいベトナム料理、タイ料理屋さんが沢山あってオススメです!
タピオカミルクも街中より安いお店も!
一時期焼肉食べ放題のお店で働いていましたが、牛タンはアジアンに人気でしたね!一気に沢山頼む人が沢山いました。
牛タンはOX tongeと言います。フィンランドだとBeef tongeの方が通じるかと思います。
最初は怖いけど捌き慣れてくる
冷凍タイプで買った時はこんな感じです。とっても美味しい牛タンですが、ひと舌丸々買うと見た目にウッとなりますし、お店では皮の処理をしてくれません(一応お店の人に聞いてみて下さい)。
スライスならしてくれる事もあるかもしれませんが、皮がついたままの状態になります。
全て食べれるらしいのですが表面はザラザラしているので、皮があるのとないのでは大違いですし、茹でると白っぽくなるのでお勧めしません。焼き鳥と同じで下処理が大切!
写真だとグロいので捌く画像がないのですが、ザッと捌き方を説明します!
表面のザラザラにゾワゾワするのでビニール手袋必須です。
まずは塩を揉み込みつつ血抜きします。水につけて、水がほぼ透明になるまで数回血抜きをします。
その後ラップに包み、2時間ほど冷凍します。半冷凍のまま皮を削ぐとカットしやすいです。
舌先の部分をシチューにする場合は先にカットしましょう。
皮は茹でる後に皮が白くなり剥がしやすくなるので、その時に剥がします。
皮を取る時は最初にちょっと切れ目を入れて、皮を引っ張りながら包丁を入れていくと身が皮にあまり付いていきません。
冷凍の物をゲットした場合は冷凍と解凍を繰り返したくないのでお湯でちょっと解凍してから捌き、最後に血抜きと逆の順番にしました。
焼肉屋さんみたいな切り身が出来上がると、最初のグロさを忘れて嬉しくなります。
自分好みの厚さに切れるのもいい所です。
いざフィンランド人に食べさせる!
オヤネン家族に食べさせたのですが、最初は無反応。怪しんで食べない人も。
何だべと、むつける(仙台弁でいじける)私。
しかし!食べていくうちに「上タン部分の方が美味しいよ?」と言われてビックリ!
脂が乗ってて柔らかい部分の方が好評でした!
もう普通の牛タンは食べさせられないかもしれませんw
最初牛タンにはビックリしている人もいたので、次は警戒心なく食べられるローストビーフでも作ろうと思います。勿論レシピは漫画「きのう何食べた?」のレシピです!
画像提供元
Heidi Sandstrom.