平和な旅行の始まりが…
週末は日帰りヘルシンキに行ってきました!レンタル自転車が始まりテラス席が並ぶヘルシンキは春の訪れを感じさせてくれます。
神戸旅行で利用したレンタル自転車は電動だし最高だったなあ
ヘルシンキで見かける日本人観光客につい手を振りたくなる衝動を抑えつつ、今度観光客を見かけたら振る用の日本の国旗でも買おうかなと、ヘルシンキに来る度に妄想しています。
平和なヘルシンキですが、お金くれと声をかけて来る人や階段に座りながら「Hei! Hei!」と誰かに声をかけている老婆もいます。そういった人達は首都のせいかタンペレよりも多い気がします。
早朝に事件は起きました
ヘルシンキ中央駅出口からバスプールを眺め、どのバスに乗るか確認していたら…
おじさんが階段を頭から一回転して転げ落ちました!!
目の前で起きた事に動揺しつつも、2人がかりでおじさんを起こすと額から血が!!
指にも切り傷があり、よく見ると服も帽子もボロボロで酒臭い!
階段の転げ回り方が尋常じゃなったので「オヤネン!110番して!」とすぐ電話させました。フィンランドの110番は何番か覚えないとと思いながら。
112番するも…
オヤネンが電話した番号は112番。救急車を呼ぶ番号でした。
SIMカードの入ってない現地で買った携帯からも無料でかけられるそうです。
「駅前で人が倒れている」と伝えると、酔っ払いと伝える前から「酔っ払い?」と聞かれたとの事。想像つくんかい!!
「服はボロボロか?」とも!どこからか見てるのか?!と思う位的確な質問!
その後いくつかオヤネンを通して質問をし始めました。
「酔っているか言えるか」「今自分がどこにいるのか言えるか」「どこに住んでるのか」
私に支えられながら、私の手をギュッと掴む彼はどこに住んでいるか答えられず、よろけたり踊り出しそうに?なったりとフラフラフラ。目の動きも何かおかしくて、支えているこっちはハラハラ。
早く来て!!と私は心の中で思ってたのですが「彼を残して君達は行っていい。人通りの多い所だから何かあったら誰か気づくから大丈夫」と言われ電話終了。
え、来ないの?!来るの?!何なの!?
バスの時間も迫っていたので、言われた通り私達は彼を階段に座らせた後その場を離れました。バスに乗車後、心臓に悪いってこう言う事かと思う位胸が痛かったです。
額から出血している、危ないと言っても今から行くと言わなかった事がショックでした。
私は過去に日本で、酔っ払いのサラリーマンが車道に出た所を止め、110番し、パトカーが来るまで見守った事があります。
その時は警察に「彼がまた車道に飛び出すと危ないので、パトカーが到着するまでいてくれませんか」と頼まれました。
電話を切る前にどれ位でそこに着くかも教えてくれたので待つ事ができ、無事に警察に酔っ払いを引き渡す事が出来ました。
でもフィンランドは来るか来ないか教えてくれない!!!!!!
本当にビックリしています。
でも正直酔っ払いは多いです。オヤネンも小学生の時、昼間の帰り道で酔っ払いのおっさんに話しかけられ「こんな大人になるんじゃないぞ〜」と言われたそうな。割と昼間から酔っ払いはいます。
小学校の時に112番にかける練習をする授業があったよ。でも本当にかけたのは今回が初めてだったから動揺した!
おじさんが無事な事を祈るばかりです…とても素敵なヘルシンキですが、朝から酔っ払いな人もいるので気をつけて下さいね。
万が一観光中にこういった場面に出くわしたら、自分で何とかせずに周りに助けを求めましょう。
「Apua!(アプア!=助けて!)」